就労移行支援事業所に通う40代アラフォー女のブログ

30代で広汎性発達障害と診断され無職になりました。アラフォーになった今、一般企業の障害者枠で再就職を目指して就労移行支援事業所に通っています。本当に就職できるのか、闇の部分も含めて書いていきます(^^)/

就労移行支援事業所と生活保護受給者のズブズブな関係①

就労移行支援事業所に通って障害者枠での就職を目指しているアラフォーのもみじねこです。

 

今回はタイトルの通りの就労移行支援事業所と生活保護受給者の関係について記事にしたいと思います。

 

と言いますのも、うちの就労移行支援事業所には生活保護受給者の方が結構多い。

私、就労支援に通所するまで、こんなに生活保護の方と接したことはなかったです。

 

ご病気じゃなければ本来ならバリバリと仕事が出来ていたんだろうなあ~という方から、

うーん??という方まで様々ですけれど、通所していて気が付きました。

うちの就労移行支援事業所は、

利用者を生活保護にさせようとしている節があるなあと(-ω-;)

 

就労移行支援は就職希望の障害を持った方に2年間(自治体に認められれば最大3年間)、病気への自己理解を深めながら、コミュニケーション能力やビジネスマナー、パソコンスキルなどを身に付けて、一般就労へ向けての訓練をするところです。

 

自治体によるそうですが、通所期間中の2年間はアルバイトも出来ません。

つまり、通所するには以下のうち、1コか複数があてはまる必要があります。

  1. 2~3年間、働かなくても生活が出来る預貯金がある
  2. 障がい年金が貰えている
  3. 実家暮らし
  4. 生活保護

ちなみに私は1と2です。

障がい年金は基礎年金なので高くはないですが、皆様の税金なので、いただけているだけ有難いですし、大切に使わなくてはと思っております!

 

さて、前回までの記事で、うちの事業所は自立訓練(生活訓練)も行っていると書きました。

自立訓練も利用は2年間(最大3年間)ですが、就労移行と組み合わせると4年間(最大6年間)利用できることになります。

 

 自立訓練は将来的には就労を目指していても、体調や体力的にまだ早いと思われる方が受ける支援です。

そのような支援なら通常なら、自立訓練から就労移行支援へと切り替わっていくと思うのですが、うちの事業所では何故か就労移行の2年間を使い切った人が自立訓練に切り替わります。(最初から自立訓練の人もいるにはいますが…)

 

もちろん利用者さんご自身が就職する気が起きなかった可能性も十分あります。

 

しかし、年内の就職を目指していた利用者さんから、就活より先に引っ越しをして一人暮らしをするように勧められている、という話を聞きました。

 

えええッ!?( ゚Д゚)

 

その利用者さんは私の一か月後に入所された、ご実家暮らしの20代の女性です。

 

通所開始当初から「週2~3日から通所を始めて、半年後に週5日の通所をして、年内に就職したい」という話をしていて、予定通り、半年後に週5日の通所を始めて履歴書を用意したりと就活準備を開始していました。

 

それなのに・・・

 

なぜいま引っ越しを勧めるんですか!?

なぜ自立訓練の方の契約を勧めないんですか!??

 

その女性も障害基礎年金をいただいているのですが、引っ越し代を貯めなくては引っ越しできない状態です。

安い家賃のところに引っ越すとしても最低でも20万円は必要でしょう。

年金で引っ越し代を貯めるとして、20万円が貯まるまでに4か月?

そして、一人暮らしとなれば年金の金額だけでは当然暮らしていけません。

 

とすると・・・・・?

 

生活保護ですね・・・(^_^;)

 

 

うちの事業所が計画しているその女性への支援は、

 

引っ越しを提案して就活を先延ばし

引っ越し後は生活保護を受給させる

「焦らずに満足いく就職先を探そう」とかなんとか上手いこと言って就労移行の2年間を使い果たさせる

自立訓練へ切り替え

 

なのではないかと・・・。

 

 

というのも、うちの地域には就労移行支援事業所は他にもあっても、自立支援(生活訓練)をやっている事業所は他にはないのです。

 

ということはですよ?

就労移行支援の2年間を使い果たせば、そのままその事業所に通うしかありません。

 

就労移行支援は儲かるのか、フランチャイズでオーナーを募集するようになっている昨今。

障害者ビジネスで生き残るには、新規利用者獲得はもちろんではありますが、

既存の利用者には出来るだけ長く居続けてもらい、他社に行かせないことも大事になってきます。

 

そうなると生活保護受給者の利用者さんは、うちの事業所にとっては優良物件なんですね。

就労支援なんていうメンドクサイことはやらなくていいし、適度にご機嫌をとって通所してもらえば国からお金が入るのですから・・・( ;∀;)

 

そして生活保護の方も、ここにいれば就職に向けて活動をしている 名目ができますし、仲間がいますし、職員さんには優しく接してもらえるし、1日500円ですが工賃はでますしお弁当は無料、とメリットだらけです。

 

 

でも自立訓練(生活訓練)も就労移行も期限があるでしょ?

 

という疑問が湧くと思います。

 

しかし、うちの事業所には期限を使い果たしても通所が続けられる抜け道があったんですね~・・・。

 

これを知るとホントにズブズブです。

 

 

 

 

それはまた次回の記事で!!!